内視鏡検査(胃カメラ,大腸カメラ検査)は胃や腸の状態をくわしく,また正確に調べることのできる検査です。 当院では内視鏡検査(胃カメラ,大腸カメラ)をなるべく楽に、かつ安全に受けていただくために、 さまざまな工夫をおこなっています。当院の内視鏡検査についてご案内いたします。
胃カメラはご予約がなくても、朝食をとらずに来ていただければ午前中に検査が行えます。
また、昼食をとらずに来ていただければ午後の検査も可能です。(※ご希望の患者さんが多い場合、検査をお受け出来ない場合もあります)
大腸カメラは準備が必要ですので予約検査となります。一度受診いただき、日にちの予約と準備の説明をいたします。
なお、検査結果については検査終了後その日のうちにご説明いたします。細胞組織検査等により内視鏡治療や手術が必要な方が
年間数十人発見されます。手術が必要な場合は、ご希望に合わせて専門病院等にご紹介しています。
胃カメラ検査では、のどの麻酔のほか検査前に軽い鎮静剤を用いて静脈麻酔を行います (完全に寝てしまうのではなくお話をしながら検査することができます)。 大腸検査の場合も軽い鎮静剤と痛み止めを使用して検査を行います。検査は細い電子内視鏡を用います。 内視鏡検査室の隣にはリカバリー室(回復のためのお部屋)があります。 検査後はリカバリー室にてしばらくお休みいただきます。胃カメラ検査は経口内視鏡と経鼻内視鏡どちらも施行可能です。
当院では胃電子内視鏡5本、大腸電子内視鏡2本を用意しております。 内視鏡検査中は呼吸と脈拍の状態を確認するパルスオキシメーターを指につけていただき、患者様の状態を常に確認しながら進めます。 内視鏡検査は日本消化器内視鏡学会専門医が施行します。また検査の介助や内視鏡の洗浄・消毒は専門知識を有する内視鏡技師が行います。
内視鏡(胃カメラ,大腸カメラ)は体内に挿入される機器のため、使用後は厳重な洗浄・消毒が必要です。 当院では日本消化器内視鏡学会のガイドラインに従い専門の内視鏡技師が自動洗浄器(オリンパスOER5)を使用し 高水準消毒剤による完全消毒を行っていますので、 安心して検査をお受けいただけます。
内視鏡検査時に患者さんの体内から飛散する唾液等の体液を吸引し、飛沫・エアロゾルをULPAフィルタで捕集する装置です。 Free-100Mには0.15μmの粒子を99.9995%以上捕集する超高性能フィルタ(ULPAフィルタ)をはじめとする三層フィルタが内蔵されており、 患者さんから排出される飛沫やエアロゾルを吸引・捕集することにより内視鏡室の衛生環境を確保します。